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  • 執筆者の写真MIho Kasuga

授業のふりかえり

本格的なオンライン授業が始まり、1週間と少しがたちました。いろいろと慣れず、どたばたしていましたが、少し振り返ることができるものはふりかえってみます。


1,國學院大學:國學院の学び 第1回

源氏物語の基本的事項と、聖代の問題について扱いました。

仁徳天皇の逸話を小池都知事が引用したことで、古典と現代がつながるものであることをはからずも体感することになったように思います。

延喜天暦の治の時代が準拠となっているというのは基本となりますが、そこからどのように源氏物語がずらされているのか、も問題となってくるでしょう。また、延喜天暦の治、というものそのものが、多角的に捉えられる(歴史学の見地、また、栄花物語のように後世からの捉え方)ことも考えるべき問題です。

日本史の平安中期の流れを確認しておくと、授業理解に役立つと思います。


2,國學院大學:基礎日本古典文学

紫式部日記の基本の確認でした。

公任の逸話は大変有名なので知っている方もいると思います。

ちなみに古典の日のサイトです→http://www.kotennohi.jp/

紫式部がどのように彰子を描いたのかは、紫式部日記が何を描きたかったのかとかかわると思いますので、考えてみてください。


3,大正大学:応用国語

本格的にオンラインをはじめ、学生の皆さんの声を聞けてよかったです。オンラインでもすすめていけそうだな、という私の自信にもつながりました。ありがとうございました。これからはzoom上でのグループ活動などもすすめていきたいと思います。


4,大正大学:文化の探究

平安京について確認しました。平安期の京都と現在の京都の比較、おもしろいと思います。ぜひ現在の事態が収束したら、この授業資料をもって京都にいってみてください。


皆さんそれぞれオンラインの状況など様々だったと思います。

私もまだまだ慣れませんが、皆で頑張ってすすめていきましょう。


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